40代での転職を目指す場合には、採用されやすい仕事を知ることも重要なポイントです。

なぜなら、40代は20代・30代と比較すると即戦力性やマネジメント経験が問われることが多く、闇雲に応募しても採用に至らない可能性が高いためです。

 

この記事では、40代・未経験でも採用されやすい仕事についてご紹介します。

 

40代の転職希望者が企業に求められるスキルや就職後に長く活躍できるポイントなども解説しておりますので、ぜひ求職活動にお役立てください。

 

 

1. 40代かつ未経験でも採用されやすい仕事はなにか？

 

本章では、40代かつ未経験でも採用されやすい仕事をご紹介します。

 

未経験でも積極的に受け入れている業種・職種は存在するため、特徴を理解したうえで挑戦してみるのもよいでしょう。

 

1-1. ドライバー職

 

ドライバーは、該当する運転免許があれば40代からでも採用されやすい職種の一つです。

 

必要な運転免許は入社後に取得できる制度を設けている会社も多く、未経験からでも始めやすいといえます。

 

ドライバーの種類は多岐に渡りますが、未経験でも採用されやすいのは「タクシードライバー」「トラックドライバー」「送迎ドライバー」などが挙げられるでしょう。

 

また、ハイヤーや役員車などサービスマナーを必要とする「役員運転手」も、落ち着きのある40代以上が活躍するケースが多いといえます。

 

1-2. 介護職

 

需要の高まりに反して慢性的に人手不足状態の介護業界は、40代未経験でも採用されやすい業界といえます。

 

採用後には介護福祉士やケアマネージャーといった介護に関する資格も豊富にあるため、働きながらキャリアアップを目指すことも可能です。

 

また、介護職は女性が多いため、力仕事のできる男性を求めているケースも多いでしょう。

 

1-3. 営業職

 

営業職はどの業界にも必須かつ人材の流動が激しい職種のため、常に一定の求人数があります。

 

・営業職には必須となる資格はなく、未経験でも積極的に募集している企業も多い

・30代以上の顧客が多い業界であれば、人生経験のあるミドル層が求められる傾向もある

 

上記のことから、40代の方にもチャンスがある職種といえるでしょう。

 

ただし、営業職は向き不向きが大きく影響する職種のため、検討を重ねたうえで挑戦すべきともいえます。

 

1-4. 警備員

 

警備員は未経験でも応募可能な求人が多く「雇用形態に関わらず研修を受ける義務がある」ため、40代からでもチャレンジしやすい職種といえます。

 

警備員の年齢層は比較的高めかつ年齢に関係なく働ける仕事であるため、40代からでも長く仕事を続けられます。

 

また、資格を取得することで現場責任者や警備員指導教育責任者といった、警備員を指導する立場にキャリアアップすることも可能です。

 

2. 採用されやすい仕事でも40代なら身につけておきたいスキル・能力とは？

 

比較的採用されやすい仕事であっても、40代で転職する場合は企業側から求められるスキルが20代・30代とは少し異なります。

 

この章では、40代・未経験者の転職で企業に求められるスキル・能力についてご紹介します。

 

2-1. ビジネスマナー

 

40代＝相応の社会人経験を経ているため、企業側も「ビジネスマナーは身に着いていて当たり前」と考えています。

 

身だしなみや言葉遣いはもちろんのこと、社会人としての落ち着いた雰囲気や所作・不測の事態への冷静な対処など、適切なビジネスマナーが求められるでしょう。

 

2-2. コミュニケーション能力

 

同じ会社で働くスタッフはもちろん、顧客との関わりのなかでもコミュニケーション能力は必須です。

 

「コミュニケーション能力＝話が上手い」と勘違いする方がいますが、実際は「聞く力」「他者の意見を受け入れる力」のほうが求められる傾向にあります。

 

年齢を重ねるごとに自身の考えに固執してしまうケースも多いため、柔軟なコミュニケーション力を身につけましょう。

 

2-3. 業務遂行能力

 

「業務遂行能力＝任された仕事をやりきる力」のことです。

 

たとえば、ドライバー職に求められるものとして目的地まで安全かつ快適に運行する能力が挙げられます。

 

また、十分なスキルや知識を備えていても、お客様とのやり取りのなかで予期せぬ事態に陥ることもあるでしょう。

 

どのような状況でも、真摯に課題と向き合い、冷静に対処する能力が求められます。

 

3. 採用されやすい仕事は続きにくい！？40代の転職者が長く活躍するためのポイント

 

本章では、40代の転職者が長く活躍するためのポイントをご紹介します。

 

未経験でも採用されやすい仕事は就職後に覚えることが多く、労働条件や働き方が合っていないと長く続かない可能性があります。

 

ポイントを押さえて、長く働ける環境を維持していきましょう。

 

3-1. 条件を確認してから転職する

 

新しい仕事を探す際は、条件を確認してから転職することをおすすめします。

 

未経験でも採用されやすい仕事であれば、これまでより収入が減ってしまう可能性はありますし、企業や職種によって勤務時間や待遇なども異なるでしょう。

特に「採用されやすい」仕事を探している方は、採用が目的になり「採用されれば細かい条件は気にしない」という状態に陥りがちのため、要注意です。

 

転職前の確認が不十分で希望条件や期待と現実とのギャップが大きい場合には、仮に採用されたとしても新たな職場に満足できません。

給与や勤務体系など、生活に直結する部分については特にしっかりと確認しておきましょう。

 

3-2. 得意分野の職種を選ぶ

 

長く続けられる仕事を探す際は、自身の好きなことや得意分野の職種を選ぶこともポイントです。

 

たとえば、ドライバー職であれば「運転するのが好き」「接客に自信がある」「道を憶えるのが得意」などが挙げられます。

 

好きなこと・得意分野であるほど仕事を長く続けられる可能性は高くなりますし、これまでの人生経験を生かすことで面接時のアピールポイントとしても役立てられるでしょう。

 

3-3. 雑務や関連業務にも真面目に取り組む

 

どんな仕事であっても、雑務や関連業務などを任されることがあります。

 

とくに、未経験で新しい職種にチャレンジする場合は、担当できる業務が少ないため雑務を任される機会も多くなるでしょう。

 

こうした業務にも真面目に取り組むことで、職場の先輩などに「やる気がある人」と良い印象を持ってもらえるかもしれません。

 

3-4. 良好な人間関係の構築を意識する

 

仕事上の人間関係とは「仕事をするうえで自分と他者との間に生まれる絆」です。

 

職場でともに働くスタッフはもちろん、お客様との人間関係（信頼関係）を築くことができれば、より長く仕事に携わりやすくなるでしょう。

 

「働きやすい環境を自身で作る」ことも、長く仕事を続けるうえでの重要なポイントといえます。

 

4. まとめ

 

40代・未経験でも積極的に採用している企業・職種は存在します。

 

ただし、20代・30代に比べると求人数は少なめであり、企業側が求めるスキルにも違いが見られるため、特徴を理解したうえで自身の強みを適切にアピールしていきましょう。

 

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