社長送迎時に求められる重要スキルと8つのビジネスマナー
2023.11.14
役員運転手は、企業の社長や著名人を送迎するプロです。
あらゆる業界のVIPを送迎する役員運転手にとって、日頃から運転技術などのスキルを高めることや、ビジネスマナーを意識して行動することは必要不可欠です。
さらに役員運転手は送迎だけでなく、お客様のスケジュール管理や、お客様の仕事をサポートする秘書のような役割も果たします。
この記事では、社長送迎時に求められる重要なスキルと、8つのビジネスマナーについてご紹介します。
一流の役員運転手として活躍したい方は、ぜひ参考になさってください。
Contents
1. 社長送迎時に求められる重要なスキルとは?
社長送迎時に求められる重要なスキルは、以下のようなものです。
・安心できる運転技術
・危険予知
・地理の把握
・時間管理
・相手の立場でものごとを考える力
役員運転手として、運転は磨き続けるべきスキルです。
具体的には、発進・停車をスムーズに行うことや、常に危険を予知し想定外のトラブルを避けるなどが挙げられます。
また、工事や渋滞などの交通状況や裏道の把握、停車できる場所などを把握し、スケジュール通りの時間配分でお客様を送迎することが大切です。
これらにあわせ、役員運転手には「時間管理スキル」が欠かせません。
社長送迎では、お客様のスケジュール通りに目的地へお連れすることが重要です。
スムーズに送迎するためにも、役員運転手がお客様のスケジュールを明確に把握し、管理する必要があります。
さらに、役員運転手としてホスピタリティを意識した心配りは必要不可欠です。
このことから、相手の立場でものごとを考えるスキルが求められます。
2. 社長送迎時に欠かせない8つのビジネスマナー
社長送迎は、前述した運転技術や地理の把握、時間管理といったスキルだけでは成り立ちません。
クライアント企業の役員運転手として、身だしなみや謙虚な振る舞い、細やかな心配りなどのビジネスマナーが必要不可欠です。
この項目では、社長送迎時に欠かせない8つのビジネスマナーについてご紹介します。
2-1. 守秘義務の徹底
お客様は役員運転手と派遣会社を信頼し、送迎を依頼します。
役員運転手が車内で見聞きした業務内容やお客様の持病・交友関係といった全ての内容は、決して口外してはなりません。
守秘義務は、役員運転手としての雇用期間だけでなく、退職後も義務として残り続けます。
万が一口外してしまうと、口外した本人だけでなく、その方が属する企業までもが信用を失います。
さらに、悪意を持った第三者による悪用や、情報漏えいがクライアント企業の株価に影響し、経営や資産にダメージを与える恐れもあるのです。
2-2. 身だしなみの徹底
役員運転手は「クライアント企業の顔」であることから、社長送迎では誰に見られても恥ずかしくない身なりを心掛けましょう。
スーツは派手なデザインのものを避け、ブラックやネイビー・グレーなど、落ち着いた色味のものを選びます。
ネクタイもスーツに合う、オーソドックスなものを選びましょう。
さらに季節ごとに合わせた素材を取り入れると、シンプルながらスマートな印象を与えられます。
スーツは汚れやシミ・シワのない清潔なものを着用することは、役員運転手のマナーです。
髪は清潔感が出るよう短くそろえるかワックスでまとめ、ひげや鼻毛などはこまめに手入れしておくことが大切です。
2-3. 快適な社内環境作り
居心地のよい車内環境には、清潔であることが欠かせません。
車内は、常に快適な環境を維持できるよう心掛けましょう。
一流の役員運転手は、待機時間に車の点検や清掃、備品の補充をします。
この際、車内のにおいまで気を配ることが大切です。
車内の清掃は、社長送迎時に居心地のよさを実感してもらうだけでなく、役員運転手本人やその方が勤める企業の信頼性を高めることにもつながります。
2-4. お客様のお荷物の取り扱い
社長送迎時には、役員運転手が手荷物を預かり、エスコートします。
手荷物には、ゴルフバッグやキャリーバッグなどの大きな手荷物もあるでしょう。
積み下ろす際は、手荷物に傷を付けたり中身が破損したりしないよう、細心の注意を払わなければなりません。
お客様の持ち物を丁重に扱うことは、役員運転手に欠かせないマナーです。
2-5. タイミングよくドアを開閉する
社長送迎の際、車の乗降時にタイミングよくドアを開閉することも、役員運転手におけるマナーの一つです。
お客様が車を乗り降りする際は、車の縁に手を添え、頭がぶつからないようにしましょう。
ドアの開閉サービスは、役員運転手が周囲の安全を確保したうえで、お客様に安心して乗り降りしていただくメリットもあります。
安全な場所で停車し、必ず周囲の車の状況を確認しながらお客様を誘導しましょう。
2-6. 待機中の謙虚な振る舞い
役員運転手の待機時間は車の清掃や備品の補充、次の目的地や交通状況を確認する時間ですが、ときには空白の時間ができる場合もあります。
この際意識しておきたいのが、周りの視線です。
役員運転手は、待機中も謙虚な振る舞いを心掛けることがマナーとされています。
待機中の態度によっては、通行人やクライアント企業の関係者に見られることで企業イメージが下がってしまう恐れがあります。
たとえば居眠りなどが挙げられますが、 残業続きで体調が優れない場合もあるでしょう。
その場合、人目に触れにくい場所に移動し、仮眠をとるのが理想です。
2-7. 雨天時の配慮
雨の日は運転時の見通しが悪いことや、足元がすべりやすいことなどから、特に注意が必要です。
社長送迎における雨の日のマナーとして、お客様が車を乗り降りする際に傘をさしかけることや、足元に水たまりがないかをよく確認することが挙げられます。
また、傘を広げる際に水しぶきが飛ばないようにするなど、細かな配慮が求められます。
余裕があれば、待機中に雨が小降りになったタイミングで、車体についた水滴を拭き上げておくと好印象です。
2-8. 企業外の方への配慮
役員運転手の仕事は、クライアント企業の取引先や来賓の方など、企業外の方への心配りも重要です。
ときにはクライアント企業の社長よりも、お連れ様を優先的に配慮しなければならない場合もあります。
このことから、事前にクライアント企業と打ち合わせをし、社外の方への対応について伺いましょう。
企業の運転手としてしかるべき対応がとれることは、役員運転手としての信頼の獲得につながります。
3. まとめ
社長送迎時に求められるスキルは、運転技術や守秘義務の徹底、お客様のスケジュールに合わせた時間管理などです。
さらにマナーとして、身だしなみや快適な車内環境作りはもちろんのこと、手荷物のお預かりや乗車時におけるドアの開閉サービスなど、常にお客様のご希望を先読みしながら行動する必要があります。
しかし役員運転手のビジネスマナーは、一朝一夕で身に付くものではありません。
そのため、働きながらスキルやマナーを学べる企業で働くことをおすすめします。
たとえば、東京都内の役員運転手派遣会社「セントラルサービス株式会社」は、役員運転手に必要なスキルやマナーを網羅的に学べる、幅広く細やかな研修制度があります。
一流の役員運転手を目指したいとお考えの方は「セントラルサービス 求人募集」をご覧ください。